2016/03/15

ガメラ 大怪獣空中決戦


  • 1995年大映
  • 監督:金子修介/樋口真嗣(特撮) 脚本:伊藤和典
  • 撮影:戸澤潤一/木所寛(特撮) 音楽:大谷幸
  • 主演:伊原剛志/小野寺昭/中山忍


 夢中になって見ました。こんなことは、久しぶりです。
 小さな頃から、こんな怪獣映画が見たいのになあと思っていたのが、やっと叶えられました。
 ガメラが、愛想よ過ぎるのが、唯一の不満かな。

 ガメラが、もっと、禍々しい存在だったら、不満は、何もありませんでした。ギャオスを破壊することだけのために、造られた存在で、ギャオスを倒すためなら、人間を犠牲にすることなど何とも思わない存在だったならば、本当に良かったのになあ。

 不可解なのは、ガメラの福岡ドームでの行動です。人間たちによって、捕獲されようとした、ギャオスを逃がそうとしたとしか思えない。ガメラは、戦士的性格で、ギャオスが、自分と対等に戦えるように成長するまで待ったのだろうか。ともかく、福岡ドーム上空での、ガメラのジェット噴射による、高速回転は見事の一言で、大甲羅屋!と声を掛たくなりました。

 怪獣美ということから言うと、やっぱりギャオスかな。東京タワーの、地対空ミサイルによって中央で折れたところに、ギャオスが止まっていて、それが、夕陽をバックにして浮かび上がるところは、本当にきれいでした。ポスターにして、部屋に飾りたいくらいです。

 しかし、ギャオスを鳥と言うのは、ちょっと。高周波メスを使うことから見ても、夜行性ということから見ても、アトランタの科学者たちは、人造生物ギャオスを、蝙蝠を基本にして、デザインしたのではないでしょうか。ギャオスは、卵生ですが、かものはしという例もありますし。

 けちを更に付けると、急上昇する、ガメラを追って、ギャオスも、急上昇し、2匹の怪獣は、遂には、大気圏外に出ますが、ロケット噴射のできるガメラは、分かるにしても、翼を使って飛ぶ、ギャオスがどうやって、空気のない空間を飛ぶことができるのでしょうか。でも、あれは、美しいシーンだったからいいか。

 見所だらけの映画でしたが、特に気に入ったのは、自衛隊のミサイルで、仰向けに倒された、ガメラを、ギャオスが襲うシーンかな。
 ギャオスは、上空から、真一文字に、急降下します。カメラ(ガメラではありません。念のため)は、そのギャオスを後ろからフォローショット。ゾクソクしました。

 あと気に入ったのは、翼をコンパクトにたたみ、ジェット戦闘機のようになったギャオスが、ビル群の間を超低空猛スピードで飛ぶシーンです。ダイナミックで、うーんと唸りました。

 それから、もちろん、ガメラが口から発射する、火球。凄まじいスピードと、凄まじい破壊力を持ち、たちまち惚れてしまいました。木曽山中で、ギャオスを一撃のもと、木端微塵に破壊するのは、凄かった。

 と、さんざん楽しんでしまいました。
 まるで、僕のために作られた映画のような・・・。

1995/03/15